Rerunは、Physical AIやロボティクス向けのデータレイヤー。多レート・マルチモーダルデータを記録、可視化、検索、変換、学習に活用でき、無料のオープンソースSDKとチーム向けHubを提供します。

Rerun preview

概要

Rerunは、Physical AIやロボティクスのワークフロー向けのデータレイヤーです。多レート・マルチモーダルデータ向けに設計されており、同じ基盤データモデルから、記録、保存、検索、可視化、変換、学習を行うためのツールを備えています。

オープンソースのSDKはローカル開発と分析をカバーし、Rerun Hubは、独自のオブジェクトストレージ上で永続的なシングルテナント基盤を必要とするチーム向けに、マネージドなカタログとストレージエンジンを追加します。これらを組み合わせることで、最初の記録から始まり、検索可能なデータセットや学習ストリームへ拡張できるワークフローを支えます。

コア機能

ループ全体で共通の単一データモデル

ログ、保存、検索、変換、可視化、学習を、別々のツールや形式を行き来するのではなく、同じ多レート・マルチモーダルデータモデル上で実行できます。

インタラクティブな可視化

Viewer で、カメラ、関節状態、3Dモーションを含む同期済みのロボティクスデータを確認し、エピソードのデバッグやデータセットの確認に役立てられます。

データの検索と再構成

レコーディング全体に対して SQL や dataframe のクエリを実行し、メタデータだけでなく、列、時間範囲、データ本体内の値まで検索できます。

レコーディングとカタログ保存

レコーディングを `.rrd` ファイル内の column-chunk として保存し、1つまたは複数のレコーディングにまたがる検索可能なセグメントとしてカタログに登録できます。

クエリからの学習

カタログクエリから動作する、列対応・ビデオコーデック対応のdataloaderを使って、データセットの組み合わせを学習ジョブへ直接ストリーミングできます。

ローカルまたはマネージドの導入

オープンソースSDKを使ったローカル環境でも、Rerun Hubを使ったクラウド上のマネージドなシングルテナント保存・検索でも、どちらでも利用できます。

実用的なユースケース

  • ロボットのデバッグとエピソードレビュー

    ロボティクスシステムからセンサーデータを記録し、次に Viewer でカメラ、関節、モーションの同期ビューを確認して、エピソードで何が起きたかを把握します。

  • データセットの分析と変換

    SQL または dataframe 操作でレコーディングを検索し、時間範囲、列、セグメントにわたる値を確認したうえで、ラベルやスコアなどの新しいレイヤーを導き出します。

  • 既存データの取り込み

    MCAP、ROS 2、Parquet などの既存形式のデータを `.rrd` に変換し、ワークフロー全体を1つの形式と1つのカタログで維持します。

  • 共同レビューとアノテーション

    共有ビューアーとカタログを通じて同じレコーディングをチームで参照し、アノテーション、障害の調査、問題の原因を元データまで追跡できるようにします。

  • 記録データからの学習

    カタログクエリから直接トレーニングバッチを作成し、別のエクスポート形式を使わずに、記録・確認したのと同じレコーディングからモデルを学習させます。

Pros and Cons

Pros

  • 記録と可視化から検索、変換、学習まで、ワークフロー全体をカバーしています。
  • 単一のセンサー形式や表形式ではなく、多レート・マルチモーダルデータ向けに設計されています。
  • 無料のオープンソースSDKによるローカル利用と、Rerun Hubを通じたチーム向けのマネージド利用の両方をサポートします。
  • SQL や dataframe 風の分析で、実際のレコーディング内容を検索できます。
  • `.rrd` レコーディングのブラウザ表示とデスクトップ表示の両方を提供します。

Cons

  • ロボティクスとPhysical AIに重点を置いた証拠が中心で、無関係なデータ領域への適合性はあまり明確ではありません。
  • 商用のHub提供については高レベルでは説明されていますが、ソースには詳細なプラン上限や価格の数値は記載されていません。

FAQ

Rerunはどのように使い始めますか?

RerunのSDKは `pip install rerun-sdk` でインストールできます。クイックスタートのドキュメントでは、クエリや学習機能向けのオプションとして `[dataplatform, dataloader]` を含めたインストール方法も案内されています。Rust と C++ については、サイトで別のインストール手順とプロジェクト設定のドキュメントが案内されています。

Rerunはどのようなワークフローをサポートしていますか?

サイトでは、SDKで多レート・マルチモーダルデータの記録、検索、変換、可視化、学習ができると説明されています。クイックスタートの流れは、データを `.rrd` に記録または変換し、カタログに登録してから、そのカタログから可視化、検索、学習を行うというものです。

Rerunはどのようなファイル形式に対応していますか?

Webビューアーは `.rrd` の記録をブラウザで直接開きます。また、ビューアーページでは `.rrd` の記録をオンラインで開いて探索する用途だと説明されています。クイックスタートのドキュメントでは、`.mcap` ファイルなどへの対応も案内されています。

Rerunは無料で使えますか?

料金ページでは、オープンソースSDKとRerun Hubが分けて説明されています。SDKは自分のマシン上で無料かつオープンソースで利用でき、Hubは同じデータレイヤーを自分のリージョンで大規模に動かせる、マネージドなシングルテナントのクラウド提供です。

Quick Facts

カテゴリ
開発者向けツール
主なユーザー
ロボティクスおよびPhysical AIチーム
プラットフォーム
デスクトップSDK + Webビューアー
ソースドメイン
rerun.io
価格
オープンソースSDKは無料; Hubは営業への問い合わせ
コアワークフロー
データを `.rrd` に記録または変換し、カタログに登録してから、可視化、検索、学習を行う